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Days

 

作詞・作曲・編曲:阿部 祐樹

春はまだ遠くて 窓を鳴らす風が

吹き込んで カーテンを揺らしてみせた

 

錆び付いた窓枠 巡る季節を宿して

移る景色に語り掛ける

 

物寂しい帰り道 五時半の夕焼けが

切ない赤でぼんやり照らす

 

窓辺の空が こんなにも赤いから

全部ふいにしたっていい

あなたに会いたいって思ったんだ

 

並んだふたつの影 あなたと繋いだ日々や

ありふれたひとつひとつの中にいてくれる事

それだけで嬉しいから

 

まばらに咲く光が 僕の傍を横切る

あの夕闇を照らしたような

 

この街を見下ろす丘の上はしゃいで

宵の空に一番星

 

言葉じゃ言えない思いばかり溢れて

全部言わないまま伝えられなくなってしまったんだ

 

特別な出来事じゃない 光に満ちた未来の

輝かしい世界の裏側 手の平に残された

あなたの温度だけが確かなもの

 

お別れは嫌い そばに居たいよ

この手は離さないでいて欲しいな

 

いつかきっと思い出すんだろう

なんでもなかった日を

彩りに満ちた日々は始まりから終わりへと

 

散々な思い出とかあなたと繋いだ日々や

ありふれたひとつひとつの中にいてくれる事

それだけで 愛しい日々

© The FLaT 2015

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