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七年星

 

作詞・作曲:阿部 祐樹、編曲:The FLaT

7年前もここでふたり ロウソクに火をつけたんだっけ

かじかんだ手で鳴らすアルペジオ 静寂に声がひとつ浮かんだ

 

あなたがあの日歌った唄を 僕はまだよく知らないけど

この先の僕があなたとここで 声を重ねられたらいいな

 

騒がしくなった星空と このロウソクの火だけ

目を閉じたって映る景色の中でふたり

 

寒空を忘れて流れる 奇跡みたいな命を見たね

明日を生きれるくらいには この空は今もすごく綺麗だから

 

流れてゆく星と言葉 それだけで今の位置が分かる

7年前もここでふたり ロウソクに火をつけたんだ

 

冷たくなった手のひらが 繋いだらあったかくて

望遠鏡で覗く星空に色がつく

 

午前1時の空はまるで 嘘みたいに遠くて手が届きそうだな

昨日を生き抜いた僕らは 明日を生きる宛もなく今を生きてゆく

出会う前に寂しさが居た空席を

僕ら互いに埋め合った事

愛しい日々も弱いままの僕だって

全部全部この星の片隅の出来事

 

明日を笑えるくらいに 満たされなくても明後日の僕達が

今を大切に思えるそれだけのことで それだけでいいから

 

寒空を忘れて流れる 奇跡みたいな命を見たね

明日を生きれるくらいには この空は今もすごく綺麗だから

 

7年前はここでふたり ロウソクに火をつけたんだっけ

かじかんだ手で鳴らすアルペジオ

静寂に声がふたつ浮かんだ

 

© The FLaT 2015

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